りたのあゆみ

受賞歴

2012年国土交通省 第1回まちづくり法人『まちづくりの担い手サポート部門』国土交通大臣賞
2014年日本建築士会連合会「第8回まちづくり賞」 ※松應寺横丁のまちづくりの取組に対し、松應寺横丁まちづくり協議会(りた参加)が受賞
2017年「都市景観の日」実行委員会 平成29年度都市景観大賞『景観まちづくり活動・教育部門優秀賞』 ※市政100周年事業「岡崎百景-私とまちの100のドラマー」が受賞
2019年国土交通省 令和元年度手づくり郷土賞『グランプリ(一般部門)』 ※おとがワ!ンダーランドの取組に対し、おとがワ!活用実行委員会(事務局=りた)が受賞
2019年ソトノバ ソトノバ・アワード2019『プロジェクトデザイン部門賞』 ※おとがワ!ンダーランドの取組に対し、おとがワ!活用実行委員会(事務局=りた)が受賞
2023年日本デザイン振興会 2023年度グッドデザイン賞「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞 )」 ※QURUWAの取組に対し、QURUWA7町・広域連合会(りた支援)、岡崎市が受賞

りたの前身は、

住民参加型まちづくりを目指したOCDC研(※1)と、市民自治を目指した市民公社(※2)の2つの組織です。岡崎市市民協働推進課が「民間主導の中間支援組織の組成」と「市民活動拠点としての地域交流センターの整備」を掲げたことによってNPO設立が検討され、実務を担うOCDC研と合流して機能強化をした市民公社が「岡崎市民活動支援協議会(以下、市民活動支援協議会)」へ改組して「なごみん」の管理運営を受託。その後、岡崎青年会議所の協力も得て、2006年に同協議会を改組してNPO法人「岡崎まち育てセンター・りた」は誕生しました。

設立後は、

「りぶら」などの公共施設の計画へ市民参加コーディネート業務の他、なごみんに続いて「よりなん」「市民活動センター」などの岡崎市の市民活動拠点である6施設の管理運営業務を請け負うなど、徐々に業務とスタッフが増えて来ました。当初8人のスタッフも現在は50人以上となり、乙川リバーフロント地区関連の業務や、市政100周年記念関連の業務など岡崎市を挙げて取り組む事業のほか、松本町や藤川町をはじめとした市内各地のまちづくり支援など、市民協働事業を幅広く手がけています。また近年は専任の理事長、事務局長を配置し、体制の再構築、スタッフ研修など、大所帯となった組織の基盤強化にも更に力を注いでいます。

14年の歴史を振り返ると、

りたに期待される役割が変化していることがうかがえます。当初は行政が市民の声を取り入れるためのWSの企画運営(=結ぶ)や、公共の拠点施設の市民目線での管理運営(=高める)などが中心でしたが、最近は、公共空間を活用するための市民主体の体制構築(=活かす)や、地域課題を解決するための住民主体の体制構築(=解決する)と、その役割は広がり、深まっています。これはりたが蓄えてきた、ボランティア、市民活動団体、NPO、事業者とのつながりが、まち育てを推進する大きな力であること、また「市民がまちに関わるまちづくり」の考えが徐々に浸透していることの証といえます。りたは、これからも中間支援組織として、市民が主体的に関わる”まち育て”を進めていきます。

※1:OCDC研:住民参加型まちづくりの研究・実践を共通点に、岡崎出身の2人の大学生(現事務局の三矢、天野)が偶然出会い、意気投合したことで始まった自主グループ。積極的に地元有志や岡崎市職員に働きかけながら、まちづくりの講演会の実施、市民参加の「奈良井公園を考える会」の運営などを行い、活動の足掛かりを築きました。

※2:市民公社(正式名称・岡崎まちづくり市民公社):「市民自治の実現」を旗印に、岡崎市内の総代会連絡協議会、学区社会教育委員長連絡協議会、学区福祉委員会、社会福祉協議会、青年会議所といった岡崎市を代表する地縁団体や福祉団体など約50の地域活動団体が結集。市民活動団体向けの講座や交流会などを開催し、岡崎市の市民活動の促進に寄与していました。