岡崎百景×岡さんぽ連携企画始動!

掲載号: りたらしい 91 号
発刊日 2018年3月

 「岡さんぽ」をご存知ですか?
 2016年からスタートしたまち歩きプログラムで、主に春と秋、選りすぐられた約20のまち歩きが実施されます。自然を満喫できる山歩き、奥深い歴史に触れる史跡巡りなど、いずれもその道に詳しい案内人がガイドを務め、見どころを解説してくれます。
 一方、「岡崎百景」は、岡崎市制100周年を迎えた昨年度、市民有志(百景推薦人)より募り、市民投票を経て選定されたものですが(本誌85号、87号参照)、このたび「岡さんぽ2018春版」のコースとして岡崎百景を巡るプログラムを2つ加えていただけることになりました。
 ツアーコースを設定するにあたり、推薦人の皆さんから企画案を募り、その中から歩きやすさ、集積度、距離などを考慮し2つのコースに絞り、実際に推薦人、岡崎市まちづくりデザイン課の方々と歩いて、グループワークで吟味しました。どんなコースになったのか、中面でご紹介します。

百景推薦人と行く!「岡さんぽ×岡崎百景ツアー」ができるまで

●「岡崎百景」を活用しよう!

 「岡崎百景」の一つ一つの景観には、推薦人の皆さんの想いが込められています。以前より推薦人の皆さんから、岡崎百景を活用して、普段なかなか気づかない「あたりまえ」の風景の中に潜む人々の営みや愛着を共有したり、喚起したりしていきたいという声が寄せられていました。その具体的な手段の1つとして、推薦人自ら案内人となって、岡崎百景を紹介するツアーの実施が挙げられていたのですが、今回、商工会議所、NPO法人21世紀を創る会・みかわさんのご協力により、晴れて実現に至りました。
※岡崎百景の情報は岡崎市HPにて

▲百景にまつわる逸話からこの地域の歴史まで話が弾みます

●「お試しツアー」の実施

 ツアーコースは、事前に推薦人から提案されたものから、南公園を起点に土呂八幡宮、上地八幡宮など6つの岡崎百景を巡るコースと、岡崎百景が集積する中心市街地の北部を巡るコースを選定、アレンジして、該当する推薦人の方々に現地のガイドをお願いして、「お試しツアー」を実施しました。
 ガイド担当の方々は、自発的に自慢の景観を紹介する資料を準備いただいたり、周辺の見どころを案内いただいたり。初めてとは思えない手際の良さとチームワークを発揮されていました。ツアー後、2つのコースをブラッシュアップするグループワークを経て、堂々2つの岡さんぽコース(下記)が完成しました。
 今回は2コースのみですが、今後新たなコースも増やしていきたいと考えていますので、乞うご期待!

▲表紙の煉瓦のトンネルは地元では「マルガタ」と呼ばれる(岡崎まちものがたり「岡崎学区」P4参照)